70億人のフォロワーの皆様、おはようござうます、こんにちは、こんばんわ。
岩本康平の ~ イワモトサロン ~ でっす!
毎週金曜、岩本康平の心に突き刺さった モノ、コト、ヒト、ウタ などなどをお届けするジャングルジム的実験サロン。
時に美容師として、時に一人の男として、想いを紡ぐ プレイグラウンドとなっております。
さて、
先日、映画となりのトトロ が TVでやっていたので鑑賞していました。僕は昔からトトロ恐怖症で、責任感に押しつぶされそうになるさつきちゃんを 苦しくて苦しくて見てられなくなるのです。
その日も「 やっぱ、トトロ 辛えなあ。」と思いつつも、
物語は終盤、さつきちゃんがめいちゃん探しの最終手段としてトトロへ会いに 茂みの中へ駆け出すシーンに差し掛かったとき、
「あっ。」と、小さい頃のある記憶が蘇ったのでした。
幼稚園の年長さんだった頃、その日 夕暮れまでお友達と虫採りをしていた時のことです。
大宰府政庁跡、都府楼跡でお馴染みの広大な森の公園で
妙な場所に迷い込んでしまったのでした。
陽が傾きだした夕暮れ頃、レアな虫をゲットして自慢してやる! というアイデアが降ってきて、 けっこうな森の奥までずんずん入っていったのですが、道中 いきなり空が開けて、森のそこだけをくり抜き 池を作ったような不思議な場所があるのを発見したのでした。
池には、一面に 蓮の花が咲いていて、それらを縫うように 細い足場が 池の中央まで水面を続いています。池の中央にあったのは、朱色の屋根と下にベンチがある感じ。雨宿りができたり、夜中にヤンキーが集まって シンナーを吸引したりする感じのやつです。
僕は 池の中を覗き込んでみたり、蓮の花弁や 大きな葉の上でぷるぷると揺れる水滴、黄昏の風に漂うたくさんの蜻蛉をみながら、細い足場を進み、ついには朱色の屋根の下へ辿り着いたのでした。
蜻蛉たちが話しかけてきます。
「 もしもし 坊や、このあたりの空気を ぜんぶ包んでくださる?」
「 包んで、どうするの?」
「 贈り物よ、 あなたへの。」
少年は白鳥座の背に別れを告げ、カシオペアの雲に跨ると 昴の閃きに導かれしオリオンの
す、す、す、すいませ~~~~~~~ん!
つい 気持ちが高ぶって! 宇宙~。
さて、
お釈迦様でも登場しそうだった そこは、幼心でさえ打つほど美しく、幻想的で、静かな景色でした。
絶対にみんな知らないスポットだと思い、走ってメンツのもとへ戻り、カクカクシカジカ事情を伝えると、全員引き連れ 勇み足で そのお釈迦様のお庭へと戻ろうとしたのですが、
探しても探しても、
行けないんです。
来た道ははっきりくっきり憶えているのですが、途中から違う道になるというか、
本当に、行けなかったんです。
その後も小、中、高 と都府楼跡へ行く際は、必ずチェックしてきたのですがやはり行けず、
ときどき このように なにかの拍子に思いだしては「 あれ夢だったのかな。」なんて考えています。
妙な 話 なわけです。
P・S
入り口だけは 今でもはっきりくっきり 記憶しておりますので、
地図を記しておきたいと思います。
我こそは、 という方は ぜひチャレンジを。
辿り着けた暁には トトロはいないと思いますが、
息を呑むような美しい景色です。